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グラン・バットマンでおさえるべきポイント



グラン・バットマン(grand battement/仏)

グランは「大きい」、バットマンは「打つ」の意。片脚を真っ直ぐ伸ばしたまま、前・横・後ろのいずれかの方向に脚を高く蹴り上げる動きのことです。大きく脚を打って張って投げるという意味のパ(動き)です。




グラン・バットマンを行う前提

まず大前提として、正しいバットマン・タンジュと正しいバットマン・タンジュ・ジュッテが出来ていないとグラン・バットマンは成り立ちません。勢いをつけて脚を高く蹴り上げるということは、骨盤の位置や軸足が歪みやすいからです。


なので、まずはバットマン・タンジュやバットマン・タンジュ・ジュッテで


  • 正しい脚の高さ

  • 正しい骨盤の位置

  • 正しく軸足を踏ん張れる筋力


をしっかりつけてからグラン・バットマンに挑みましょう。




大きな飛躍のパに繋がるグラン・バットマン

バーレッスンの中でのグラン・バットマンは、ゆくゆくはセンターレッスンや作品の振付の中での大きな跳躍のパに繋がります。


例えばグラン・ジュッテやグラン・パ・ドゥ・シャ、ジュッテ・アントルラセなどです。





どのパも脚を高く蹴り上げる勢いを使って、高く大きい跳躍へと繋げています。大きく派手なパなので、バレエ作品の中では感情のたかぶりを表すためにも使われることが多いです。


例えばドン・キホーテ第3幕のキトリのバリエーションでは、前半にグラン・パ・ドゥ・シャが3回出てくることによって、キトリのハツラツとした元気さや結婚の喜びを表現しています。華やかで見応えのあるとても有名なシーンですね。




バーレッスンでのポイント

バーレッスンでのグラン・バットマンでは、脚を各方向に高く蹴り上げる際、動脚は大腿骨と大腿筋に注意を置きましょう。


この部分は人間の体の中で一番太く強い骨と筋肉になっているので、力任せに大腿骨と大腿筋を使って蹴り上げるのではなく、まずは90度の高さ(腰の高さ)に脚を蹴り上げ、自分の意思でコントロールしながら丁寧に脚を下ろせるようにトレーニングしていきましょう。


そして脚の蹴り上げ方だけでなく、下ろし方も重要です。重力や自分の脚の重さに従って脚を下ろすと見栄えが汚く雑な印象になるのでやってはいけません。


この動画では、筋力をコントロールしながら丁寧に脚を下ろしているのが伝わりますね。



軸足は高く蹴り上げている動脚の勢いに負けないよう、しっかり床を踏みしめ膝を曲げないように踏ん張る力を鍛えましょう。


バーレッスンでプリエからグラン・バットマンまで安定感を持って出来るよう筋力を鍛えていくと、センターレッスンでもバーを離して自分の筋力や軸の強さを使って、安定感を持って踊れるようになっていきます。


バレエは優雅なように見えてダンサーがやっていることは筋トレです。「バレエ=筋トレ」と言っても過言でない程、優雅な表現をするためには自分の全身の筋力を鍛え、踊りの中で使えるよう筋力をコントロールすることが求められます。


レッスンやトレーニングを重ねた分だけ、踊りやすくなり表現力も増していきます。


バレエを通じての筋力トレーニングや自己表現にご興味のある方は、是非一度ルイ・バレエの無料体験レッスンにいらしてくださいませ。




 

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