バレエを踊る際には正しい姿勢と、細く強くしなやかで美しい脚のラインが求められます。本日はその「美しい脚のライン」を作り上げるためのバットマン・タンデュでおさえるべきポイントをお話ししたいと思います。
バットマン・タンデュ(battment tendu/仏)
バットマンは「打つ」の意。タンデュは「張る・伸ばす」の意。バットマン・タンデュ=脚を打って張るというパ(動き)です。
正確なバットマン・タンデュをすることで脚全体を強靭にし、足の甲や足裏・足首・足指も発達させることが出来ます。強く発達した足先を作り上げることで、体全体もより美しく魅せられます。
前(ドゥヴァン)にタンデュする時のポイント
必ず踵から先に出す(つま先から先に出すのはNG)。
足裏で必ず4番ポジションを通過すること。
前タンデュから戻る際は必ずつま先から先に戻す。
戻る際も必ず4番ポジションを通過。
戻る際は必ず膝を伸ばす(絶対に膝を曲げたり緩めない)。
4番ポジションを通過することで、内腿やふくらはぎや踵が前方に押し出しやすくなり、アンディオール(外旋)しやすくなります。また、内転筋の力も感じやすくなり、脚の内側の筋肉を鍛え、真っ直ぐな美しい脚のラインを作り出せます。
横(アラセゴン)へタンデュする時のポイント
必ず地面に小指をつけたままにし、小指を横方向へ引っ張り出す。
引っ張り出す際に、必ず2番ポジションを通過すること。
2番ポジションを通過する際、脚の内側のラインは二等辺三角形を描くようにして床を踏み続ける。
横タンデュから戻る際も必ず2番ポジションを通過。
必ず足の小指側を意識し、床から出来るだけ離れないようにする。
戻る際は必ず膝を伸ばす(絶対に膝を曲げたり緩めない)。
2番ポジションを通過する際、大腿四頭筋だけに力を入れるのではなく、内転筋を感じることが美しい脚のライン作りには重要です。小指が床から離れると、脚はアンドゥダン方向(内旋方向)へ回ってしまいます。横へのタンデュは必ず足の小指側を意識し、床から出来るだけ離れないように注意しましょう。
後ろ(デリエール)へタンデュする時のポイント
必ずつま先から先に出す(踵から先に出すのはNG)。
足裏で必ず4番ポジションを通過すること。
後ろタンデュから戻る際は必ず踵から先に戻す。
戻る際も必ず4番ポジションを通過。
戻る際は必ず膝を伸ばす(絶対に膝を曲げたり緩めない)。
前にタンデュする時とは動きが逆になります。
バレエはバットマン・タンデュで出来ている
単なるバットマン・タンデュであっても、これだけ意識して動かしコントロールしなければならないポイントがあります。正しいバットマン・タンデュは美しく強くしなる脚を作り上げます。トウシューズを履いて踊るポワントワークの強化にも繋がります。
日々のバーレッスンからおさえるべきポイントをしっかり意識し、美しく強い脚のラインを作り上げていきましょう!
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