ロン・ド・ジャンブ・ア・テール(rond de jambe à terre/仏)
ロンは「丸い」の意。ジャンブは「脚」の意。ア・テールは「地面に」の意。ロン・ド・ジャンブ・ア・テール=地面の上で脚で円を描く動きのことを言います。
円を描く脚の付け根の股関節から、
外回り=アンディオール
内回り=アンドゥダン
と脚をコンパスのように動かして円を描くことにより、股関節を温める作用もあります。
かの伝説の名ダンサー、ルドルフ・ヌレエフもパリ・オペラ座での舞台袖でこのロン・ド・ジャンブ・ア・テールの動きを繰り返し行い、股関節周りを温めて本番の舞台に備えていたそうです。
踵で床を押す
このロン・ド・ジャンブ・ア・テールはアンディオールに円を描く時も、アンドゥダンに円を描く時も、1番ポジションを通過する際に必ず踵で床を押すことが重要となります。
こちらの動画でも、1番ポジションを通る際にしっかり踵が床を押していますね。
自力でグッと膝を押し込んで伸ばそうとするのではなく、踵がしっかり床を押すことで自然に膝は伸びてくれます。膝が伸びきらない方はしっかり踵で床を押して、膝裏やハムストリングまで伸びるよう心がけてみてください。
1番ポジションを通過する際にしっかり踵で床を押すことは、骨盤の安定にも繋がります。骨盤が安定すると軸足もグラつかず、床に対して垂直にしっかり立ちきることができます。
この「立ちきる」が出来ると、腕や脚がどの高さにあっても、どういう動きをしていても、軸がブレずに安定した伸びやかな表現が可能になりますよ。
大事なのは意識しながら行うこと
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